どんなに時が経っての再会でも、あふれ出る記憶が、積もった時間を押し流す。
自分の中で、悩みをとどめてしまう。 タイミングが合って、気が向いたら、たまに片鱗だけ口から転げ出る。悩みの堰を切っても、いいんだからね。あなたの誇りは、それで押し流されるものではない、もっと強いものだから。
自分の意見と違う者を否定する声を上げるのは、たやすい。 ネット上なら、なおのこと。でも。その裏にあるものを、一度受け止めてから声を出しても、いいんじゃないのかな。相手の言葉を咀嚼する時間も、惜しいのかな。
記憶のかけらが、時間と風でひとつづつ、散っていく。最後の一つが散ったとき、あなたは、わたしのことを忘れる。
人生は、ひと時たりとも、止まらず流れ動いているから。「うまくいきますように」より、「うまく流れますように」と、祈る。
流れに身を任せるもよし、流れに竿建てて抗うもよし。 それは、あなたの進み方。私は私。 たゆたって、岸を眺めつつ、流れるつもり。
伝えたくても、言葉が上手ではない。 伝えても、意味を読み取るのが上手ではない。 心を向けるだけで、伝えられるすべが欲しい時も、ある。
日々長くなる昼間、あざやかさを増す日差し、温んでくる空気。 こぶしの花、ミモザの花、桃の花。春は、桜だけのものじゃないよね。
おいしい食事を作ることができれば、頭の整理がつけられるような気がする。食事をおいしく食べることができれば、たいていのことは、乗り越えられるような気がする。
年齢とともに、長い時間集中を維持できなくなる。 それなら、短い集中を、順々にたくさんのことに振り向けていこう。よりたくさんの、新しいことに出会うために。
自分に確固たるものがあれば、目の前を流れていく言葉たちに惑わされないものを。 文字だけの言葉に、押しつぶされる。
短すぎても、勢いがつかない。 長すぎても、踏ん切りがつかない。
眠って、休んで、笑って、整えて。先の見えない道を、また歩き出すために。
自分の意思を持つこと。 相手の立場に立ってものを考えること。 自制し自省すること。そして、笑うこと。生命力の源。輝いて、生きる。
冷えた空気に、顔を押される朝も、悪くない。
ミニスカサンタのコスチュームで、幸せは運べるの?
雲のない冷えた空で、満月が主張する。
あなたが私に望むのと同じだけ、私もあなたに望んでる。もう少し、近くで聞いてくれたって、いいじゃない。 伝えられないし、あなたのことも、わからないよ。
自分と違う意見を目にすることにも、慣れなくてはいけない。違う意見を持つことと、受け入れてもらえないこととは、違うのだから。
心に刻まれる「言葉」は、ある時突然、心の中に落ちてくる。
自分の尻拭いは、自分でしよう。
部下に仕事を振って、自分はいつでもサポートに回れる人。 自分で仕事をこなして、部下の負担を少なくする人。 どちらが「優しい」上司だろう。
ずっとベリーショートだった、小学生の頃。 高校に入って、少し伸ばしてパーマをかけた。今は、肩より少し長いセミロング。自分自身に負う責任の分だけ、長く伸びている私の髪。
「雨降ってるから、気をつけろよ」と画面から声がかかる。 外を見上げると、明るい月。ありがとう。 これから、雨とあなたが待つところに、帰るよ。
どんなに親しくても、口に出して伝えなければ伝わらないことがある。言の葉、事の端。
共有する時間が長くなればなるほど、あなたの成長過程がわかってうれしいよ。
死に近づく感覚を嫌い、30歳で死ぬんだと漠然と思っていた子供時代。 「両親は、いつか死ぬ」ことに気がつき、怖くて眠れなくなった夜。 歳をとるのが苦痛でなくなったのは、いつからだろう。
前方に敵がいる。 戦うのも一手。 だけど、前じゃなくて斜めを向くと、敵は目に入らず、しかも今いるところより前には、進んでいける。
PCの上にぽつんと残る、チャット画面。 一言言い残されて、セッションは切れている。 つながっていたはずなのに、言葉だけが投げつけられる。
嘘をつかれるのは、いや。 でも、嘘を他人につかせる人は、もっと嫌い。私は、「嘘を人につかせる人」になっていないだろうか。